医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【中医協総会】デュピクセントに再算定-現行薬価から約12%下げ

【中医協総会】デュピクセントに再算定-現行薬価から約12%下げ

読了時間:約 49秒
2022年05月20日 AM10:30

中央社会保険医療協議会は18日の総会で、サノフィが製造販売するアトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント皮下注300mgシリンジ、同皮下注ペン300mgペン」(一般名:デュピルマブ)について、市場拡大再算定を適用することで了承した。改定後薬価はシリンジ製剤が5万8593円、ペン製剤が5万8775円と現行薬価から約12%引き下げる。適用日は8月1日。

デュピクセント皮下注は2018年4月に発売された既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎を効能・効果とする抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体。予測市場規模は、ピーク時の10年目に患者数2万人、販売額329億円を見込んでいた。

NDBデータ(12月診療分)に基づく検討を行ったところ、「年間販売額が350億円超、基準年間販売額の2倍超」という市場拡大再算定の要件に該当したことから、新薬収載の機会を活用して薬価を見直すこととなった。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国民 田村参院議員】薬剤師をワクチン打ち手に-手技の薬学教育導入迫る
  • 【中医協総会】エレビジス保険適用は保留-急性肝不全の中医協総会死亡例受け
  • 【くすり未来塾】供給支える薬価制度提言-医療上重要薬に配慮を
  • 【規制改革実施計画】訪看STの薬剤配置検討-一般用検査薬転用も明記
  • 【臨床研究部会】治験方向性で取りまとめ-コスト透明化策など明記
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい