医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【製薬協調査】国内治験に訪問看護導入-「遠隔診療」と組合せ検討も

【製薬協調査】国内治験に訪問看護導入-「遠隔診療」と組合せ検討も

読了時間:約 1分50秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年09月11日 AM10:15

国内治験に訪問看護を導入する動きが出てきている。日本製薬工業協会医薬品評価委員会が製薬企業23社を対象に実施したアンケート調査で治験への訪問看護の導入事例を聞いたところ、2社が「経験あり」と回答していたことが分かった。検討中や検討経験を含めるとおよそ3分の1の企業が導入に前向きで、被験者宅で看護師が検査や検体回収、薬剤投与を行う治験業務が定着すれば、被験者の医療機関来院回数が減り、参加しやすくなる。将来的には、オンライン診療と訪問看護を組み合わせたモデルも検討されている。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、被験者が医療機関に来院せず治験を実施する手法が検討されている。医師による訪問型治験やオンライン診療によるバーチャル治験が検討されているが、訪問看護の導入もその一つ。看護師が被験者宅を訪問し、持ち運び可能な検査機器で検査を実施したり、医師の指示のもと検体を採取し、医療機関や検査機関で検査を行う。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【小林製薬】小林社長・会長が引責辞任-紅麹問題で経営責任明確化
  • 【アマゾン】アマゾンファーマシー開始-大手薬局チェーン9社が参加
  • 【青森県】癌化学療法の共通TR完成-薬薬連携拡大への布石に
  • 【生物由来技術部会】ハートシート「承認不適切」-きょう24日にも可否審議へ
  • 【日薬 岩月会長】中間年改定、中止か延期か廃止-長期品は丁寧な説明必要