医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 武蔵野大学薬学部、登録販売者の受験を支援-OTCの知識深める狙い

武蔵野大学薬学部、登録販売者の受験を支援-OTCの知識深める狙い

読了時間:約 1分8秒
2015年09月18日 AM10:30


■学生に受験料支給

武蔵野大学薬学部は、在籍する1~4年の薬学生を対象に、登録販売者試験の受験支援を開始した。受験勉強を通じて、一般用医薬品に関する知識を深めてもらうほか、自ら学習する習慣を身に付けてもらうのが狙い。東京都で受験した場合の受験料1万3600円を上限に、大学側が費用を支給する。今月13日に東京都で実施された登録販売者試験を、約140人の学生が受験した。

2015年度から登録販売者試験の受験資格が見直され、学歴や実務経験など従来の要件は全て撤廃された。誰でも登録販売者試験を受験可能になったことから、薬学生の受験支援に踏み切った。社会に出て、セルフメディケーションを支援できる薬剤師になるために、登録販売者試験の受験勉強を通じて、一般用医薬品に関する知識を深めてもらうのが狙いだ。

また、その知識を持つことで、5年次の薬局実務実習が充実したものになる。一般用医薬品の取り扱いが少ない薬局での実習となった場合でも、自ら知識を補完できる。さらに、日々の予習や復習の実践、薬剤師国家試験の合格に向けて、自ら学習する習慣を身に付けてもらいたいという意図もある。

登録販売者試験は8月下旬から11月下旬まで各都道府県で実施される。申請書に受験票のコピーを貼付して提出した学生に、費用を支給する。現在のところ約170人の学生が受験料の補助を申請した。学年別では4年生が最も多く、156人の在籍者のうち118人が申請を行った。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国民 田村参院議員】薬剤師をワクチン打ち手に-手技の薬学教育導入迫る
  • 【中医協総会】エレビジス保険適用は保留-急性肝不全の中医協総会死亡例受け
  • 【くすり未来塾】供給支える薬価制度提言-医療上重要薬に配慮を
  • 【規制改革実施計画】訪看STの薬剤配置検討-一般用検査薬転用も明記
  • 【臨床研究部会】治験方向性で取りまとめ-コスト透明化策など明記
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい