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第一三共 全生存期間改善されず非小細胞肺がん治療薬の第3相臨床試験を中止

読了時間:約 33秒
2012年10月05日 AM07:00
非小細胞肺癌

肺癌は、近年非常に増加している疾病で、2010年の年間死亡者数は約7万人で、そのうち男性が約5万人で、女性は約2万人である。

肺癌は、小細胞がんと非小細胞がんの2つに大別される。非小細胞肺がんは、肺がんの約80%を占める。

(この画像はイメージです)

第3相試験中止

アーキュールと第一三共は、非小細胞肺がん患者を対象としたチバンチニブの第3相臨床試験を、中止すると発表した。

本試験は、癌化学療法剤による前治療に不応となった扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌患者を対象とし、チバンチニブとエルロチニブ併用群とプラセボとエルロチニブ併用群を比較する無作為化、二重盲検比較試験であった。中止の理由は、主要評価項目である全生存期間が改善されなかったことである。

▼外部リンク

 ニュースリリース2012年10月2日
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/

 

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