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心不全リスク・糖尿病・感染症などの検査を手軽に測定できる「ルミラ」発売-ロシュ

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2025年05月01日 AM09:20

超高齢化社会の日本では、クリニックなど身近な場所で行える医療ケアが重要

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は4月25日、心不全リスクや糖尿病、感染症など幅広い疾患関連項目を1台で測定できるポイント・オブ・ケア(POC)医療機器「ルミラ 測定機器」と、専用のテストストリップ5製品(体外診断用医薬品)(以下、システムとして「ルミラ」)を2025年4月より発売すると発表した。


画像はリリースより
(詳細は▼関連リンクからご確認ください)

心不全などの心血管疾患や、糖尿病、脂質異常症といった代謝性の疾患は、現代社会では一般的な疾患の一つであるとともに、大きな社会問題でもある。2025年に国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢社会を迎えた日本では、今後ますます高齢の罹患者が増えていくことが考えられる。特にクリニックなど、患者にとって身近な場所で行われる医療ケアの重要性が高まっている。

コンパクトで幅広い疾患関連項目を1台で測定可能な「ルミラ」

ルミラはクリニックや病院の診療時など、患者のそばで行われる検査に用いられるPOC用の検査システム。小型で充電式のため持ち運びがしやすく、4~12分で結果を表示する。

心不全バイオマーカー「NT-proBNP」を指先穿刺血で測定可能

検査項目は、心不全バイオマーカーのNT-proBNP、糖尿病管理に用いられるHbA1c、感染症項目として新型コロナウイルス、A型およびB型インフルエンザウイルス、そして炎症マーカーのCRPがあり、1台で幅広い疾患に対応している。特に、NT-proBNPに関しては、指先穿刺血で測ることができる世界唯一の医療機器として、心不全の早期発見への貢献が期待される。

同社は「病気の発見からモニタリング、ケアに至るまで、良質な医療につながるよう、より良い検査の提供に尽力していく」と、述べている。

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