医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > “貼るワクチン”実用化へ加速-産官学連携、ポリオに焦点

“貼るワクチン”実用化へ加速-産官学連携、ポリオに焦点

読了時間:約 2分11秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年07月10日 AM10:15

産官学連携で世界初の“貼るポリオワクチン”実用化を目指す研究グループが今春、国内で発足した。、富士フイルムの4者が連携。ポリオの抗原を先端に封入した微小な針()が貼付面に多数並んだ新規経皮ワクチン製剤の有効性や安全性を動物で検証し、最適な製剤処方を確立する。その上で、承認申請に向けた非臨床試験を2018年度末頃から開始する計画だ。)の研究開発関連調整費から獲得した研究費1.7億円を活用し、研究を加速させる。

岡田氏

感染研ウイルス第2部室長の清水博之氏、大阪大学大学院薬学研究科薬剤学准教授の岡田直貴氏がそれぞれ研究代表者を務める。阪大微研が提供するセービン株不活化ポリオワクチンを、富士フイルムが開発中のマイクロニードル製剤に封入し、実用化を目指した研究を進める。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 「ヒアレインS」第2類に-安全対策調査会で了承
  • 薬局でのRMP活用促進へ-製薬協が日薬と意見交換
  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定