医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 後期高齢者医療制度の廃止法案、正式決定するも今国会への提出は見送りか

後期高齢者医療制度の廃止法案、正式決定するも今国会への提出は見送りか

読了時間:約 43秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年06月06日 PM01:00
民主党、マニフェスト堅持の姿勢を貫く

民主党は5月31日の政調役員会で、後期高齢者医療制度の廃止法案を正式に決定した。

75歳以上の人の大半を都道府県の国民健康保険に移行させる同法案では、4000億円近い国保の赤字を都道府県が引き受けることになりかねないとして、全国知事会は猛反発している。

また自民、公明両党なども後期高齢者医療制度の廃止法案には反対しており、消費増税の今国会成立を目指す野田佳彦首相は、野党との協議を硬化させかねない同法案の今国会への提出は断念することになりそうだ。

消費増税法案への影響を考慮

同法案成立を掲げているマニフェストを撤回してまで消費増税法案には賛成できないと、党厚生労働部門会議のメンバーが反増税派に回ってしまわないように、首相はかじ取りを慎重に行わなければならないだろう。

民主党内のマニフェスト堅持を主張する勢力の根強さが窺い知れることとなった。

▼外部リンク

厚生労働省「
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/koukikourei/index.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で