医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、14年度改定の方針案示す―充実分野に薬局機能活用

厚生労働省、14年度改定の方針案示す―充実分野に薬局機能活用

読了時間:約 51秒
2013年11月25日 AM09:48

厚生労働省は22日、2014年度診療報酬改定の基本方針案を、社会保障審議会医療部会に示した。

厚労省は、8日に基本方針の骨子案を医療部会、医療保険部会の両部会に提示しており、委員の意見を踏まえ、基本方針案をまとめた。その中で、充実が求められる分野を適切に評価していく視点では、がん医療の推進に緩和ケアを含めた表現に見直したほか、新たに「かかりつけ薬局機能を活用し、患者個々の薬歴を踏まえた的確な投薬管理・指導の推進」を追加した。

患者から見て分かりやすく納得でき、安心・安全で質の高い医療を実現する視点では、患者に対する相談指導の支援、入院中の日常生活動作(ADL)低下の予防を盛り込んだ。

将来を見据えた課題には、重点課題と位置づける地域完結型の医療を提供していく中で、ICTを活用して、病院、診療所、薬局等における医療情報の共有を推進し、より円滑な連携を図る必要があるとした。

厚労省は今後、医療保険部会の議論も踏まえ、基本方針をまとめる。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【中医協総会】16品目が薬価基準削除へ-学会の確認なしでは初
  • 【東北医薬大】医薬生命情報学部を設置-27年度に、今年度申請へ
  • 【国民 田村参院議員】薬剤師をワクチン打ち手に-手技の薬学教育導入迫る
  • 【中医協総会】エレビジス保険適用は保留-急性肝不全の中医協総会死亡例受け
  • 【くすり未来塾】供給支える薬価制度提言-医療上重要薬に配慮を
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい