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デジタル化が進む医療現場で、アナログな手帳が重宝される理由とは 

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2013年11月18日 PM05:56

医療従事者のための仕事術

メディカル仕事術(ライフハック)委員会が主催する「第1回メディカル仕事術(ライフハック)」が11月16日、都内で開催され、会場には70名を超える医療関係者が訪れた。

このセミナーは、多忙な医療現場において活用できる仕事効率アップ、時間短縮術について、最新のツールや使用法などを交え紹介するもの。セミナー冒頭では、代表世話人の東海大学工学部 医用生体工学科教授の高原太郎先生が挨拶。「忙しい医療現場。多忙に打ち勝ち、新しいものを作り出そう」と挨拶した。

(代表世話人の高原先生)

夜勤にも対応 医療従事者向けアナログ手帳

続いて行われた高原先生の講演のテーマは「英語論文の書き方講座」。英語論文を海外の医療専門誌に投稿するためのメソッドやテクニックを伝授。アカウントの開設、論文投稿、その後に起こる問題やその解決方法、接続詞の使い方から統計解析の簡単な見分け方まで、その幅広い知識と勉強法について、実例を交えながら紹介した。

高原先生はセミナー後半、アナログ手帳を活用した計画の成就方法についても講演。今回、同セミナーに協賛したクラシコ株式会社からこの秋発売された医療従事者向けの手帳「メディカル手帳」の活用方法を紹介。デジタルでのスケジュール管理について「デジタルでは簡単にリスケジュールできてしまう。目標を先延ばしにしがちになる」と語り、あえてアナログ手帳を活用する利点を説明。また、月間スケジュールではなく、週間でのスケジュール管理、夜勤にも対応した時間割など、メディカル手帳の特徴を生かした活用術を披露した。

(慶応大学環境情報学部 森川准教授)

今後も定期開催を予定

このほかにも、慶応義塾大学環境情報学部 森川富昭准教授による講演「ヘルスケアから未来創造」、慶応義塾大学 6年の吉永和貴さんによる「Evernote活用講座」など、今すぐ使える仕事効率アップ術から医療業界を取り巻く未来予想まで、様々な情報が紹介される興味深い会となった。同セミナーは今後、年1回から2回ほどのペースで開催予定とのこと。仕事時間の短縮や効率アップを望む医療関係者の方は、是非参加してみてはいかがだろうか。(QLifePro編集部)

▼外部リンク

メディカル手帳
http://www.clasic.jp/medicalplanner/
第1回メディカル仕事術(ライフハック)セミナー facebookページ
https://www.facebook.com/events/

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