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ギブン・イメージングが国内初の大腸用のカプセル型内視鏡で承認を取得

読了時間:約 1分2秒
2013年07月19日 PM02:43

国内初の大腸用のカプセル型内視鏡

ギブン・イメージングが2013年7月16日に、国内では初めてとなる大腸用のカプセル型内視鏡「PillCam COLON2 カプセル内視鏡システム」の製造と販売についての承認を取得したと発表した。

大腸用のカプセル型内視鏡を使用するのは、大腸内視鏡検査を必要なのだが、現時点で施行することが困難な患者である。

早期の保険適用を目指す

カプセルの大きさは11mm×31mmである。カプセル内には両側に1台ずつの計2台の小型カラーカメラと、バッテリー、そしてLED光源が装備されている。そのため嚥下をした後、約10時間毎秒35枚の画像が撮影される。この画像については、患者に装着している記録装置に転送されることになる。

読影した結果、ポリープや腫瘍、もしくは何らかの炎症などが疑われるということであれば、必要に応じて腹腔鏡や開腹で処置や手術を行うことになる。同内視鏡は、CEマークを取得しており欧州や一部のアジアの国で販売されている。また米国では現在承認申請を行なっている。そのためギブン・イメージングとしては、国内で早期に保険適用を目指すということである。

国内では、ギブン・イメージングとオリンパスの小腸用のカプセル型内視鏡が現時点で承認されている。同内視鏡を使った検査の診療報酬点数は1700点となっている。それに加えて、カプセル型内視鏡には別途に材料価格などが付くため、検査を実施した患者に対して直接保険請求をすることができる。 (福田絵美子)

▼外部リンク

ギブン・イメージング ニュースリリース
http://www.givenimaging.com/jp/Our-Company/

 

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