医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】サリドマイド管理手順改訂へ-回収困難時、薬剤師に返却不要

【厚労省】サリドマイド管理手順改訂へ-回収困難時、薬剤師に返却不要

読了時間:約 1分36秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年04月09日 AM10:20

厚生労働省は5日、強い催奇形性を有する多発性骨髄腫治療薬のサリドマイドと類薬のレナリドミド、ポマリドミドについて、胎児への曝露防止を目的とした安全管理手順の改訂案を「・レナリドミドの安全管理に関する検討会」に示し、概ね了承された。患者の死亡などにより、薬剤の回収が難しい場合は薬剤師に返却しなくてもよいことなどを追記する。6月の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会で審議後、今夏をメドに改訂を行う方針だ。

改訂内容について意見交換した検討会

サリドマイドなどの薬剤では、患者の妊娠回避を徹底するため、安全管理手順の実施を義務づけている。改訂案では、薬剤管理を行う薬剤管理者を設置していない患者について、高齢化などで管理が難しくなったケースへの対応を記載していないことから、家族や親戚などのうち同剤のリスクに関する知識を持つ人を薬剤管理者に設置できることを追記した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で