医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【政府】国主導で認知症薬創出へ-探索から実用化を一貫支援

【政府】国主導で認知症薬創出へ-探索から実用化を一貫支援

読了時間:約 2分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年08月28日 AM11:35


■2024年度最大300億円要求

政府は2024年度、内閣府、厚生労働省、文部科学省をはじめとする省庁横断型の統合プロジェクトとして、国主導で認知症等の発症や進行抑制、治療法開発に乗り出す。エーザイが開発したアルツハイマー病治療薬「」が米国で正式承認されるなど、世界をリードする認知症創薬で標的の探索からシーズの創出、治験への橋渡し、国際共同治験体制の整備などを一気通貫で支援し、日本発の認知症治療薬創出を目指す。予算規模は来年度概算要求額で200億~300億円を想定している。

2040年には高齢者の4人に1人に当たる約950万人が認知症になると予測されている。政府は「新しい資本主義実行計画」の中で、他の先進国に先行して高齢化社会を迎えるとして、「認知症等の脳神経疾患に対する予防・治療や研究開発」を重要課題に位置づけている。・脳神経疾患の研究開発を抜本的に強化するため、・脳神経疾患研究開発イニシアティブをスタートさせることとなった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 「ヒアレインS」第2類に-安全対策調査会で了承
  • 薬局でのRMP活用促進へ-製薬協が日薬と意見交換
  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定