医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 後発品企業の指標作成へ-北里大・成川教授ら、安定供給力強化対応を評価

後発品企業の指標作成へ-北里大・成川教授ら、安定供給力強化対応を評価

読了時間:約 2分31秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年04月26日 AM10:45

「適切な医薬品開発環境・安定供給及び流通環境の維持・向上に関する研究」(研究代表者:北里大学薬学部成川衛教授)の研究班は、今年度中を目標に各後発品メーカーの安定供給強化に向けた対応を評価するための指標を作成し、企業指標に基づき要件を満たした後発品は薬価上の配慮を行うよう提案する。発売後短期間での供給中止実績や在庫、製造余力度、製造計画・製造数量の公表など安定供給や品質、透明性確保に向けた取り組みを評価項目として設定し、薬価上で評価することで、品質が確保された後発品が安定供給される環境につなげたい考えだ。

■要件満たせば薬価配慮

研究班は、後発品の安定供給強化に向け、各企業の安定供給、品質、透明性確保などの取り組みをポイント化し、評価に応じて薬価上の配慮を行うことを提案している。後発品専業メーカー5社を対象にヒアリングし、安定供給強化に向けた取り組みを評価するための企業指標を作成する上で基礎情報となる検討事項をまとめた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】チェックリストを改訂-薬局のサイバー攻撃対策
  • 【中医協総会】イミフィンジ約11%下げ-用法用量変化再算定で
  • 【千葉科学大公立化検討会】薬学部に厳しい声相次ぐ-公立化でも学部再編必要
  • 【厚労省】受託者からの再委託は不可-調剤責任は委託薬局に
  • 機能性表示食品をめぐる検討会、サプリにGMP義務化へ‐品質管理「推奨」から強化