医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【薬価改革で骨子案】再算定ルールの猶予「4年」-製薬業界に一定の配慮

【薬価改革で骨子案】再算定ルールの猶予「4年」-製薬業界に一定の配慮

読了時間:約 2分14秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年12月24日 AM10:15

中央社会保険医療協議会は22日の総会で、2022年度薬価制度改革の骨子案を了承した。新薬創出等加算については新規作用機序医薬品以外でも有用性加算に相当する効能・効果が追加されれば、対象品目に加えるよう要件を緩和する。市場拡大再算定で薬価を引き下げた対象品目の類似品についても1回に限り、4年間は再算定ルールの適用対象外とするなど製薬業界に配慮した。一方で、原価計算方式における製造原価の開示度50%未満の品目は加算係数を0.2からゼロに引き下げる方針。

次期薬価制度改革ではイノベーション推進の観点で新薬創出等加算の見直しを行った。新規作用機序医薬品に限らず、新規収載時に有用性加算に相当する効能・効果が追加された場合には、対象領域、市場規模の一定の要件を付した上で、新薬創出等加算の対象にする。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論