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【厚労省】ワクチン開発、米英と協力-新型コロナで追加契約

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2020年03月16日 AM10:30


■厚労省など官民連携

厚生労働省は、世界規模で感染拡大する新型コロナウイルスのワクチン開発を進めるため、日本など複数の国や財団等が出資する「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)が、英オックスフォード大学、米ノヴァヴァックス社とパートナーシップを結んだことを公表した。速やかに臨床試験を実施できる能力などがあると判断されたもの。CEPIが新型コロナウイルスに対するワクチン開発でパートナーシップを締結したのは計6件となった。

CEPIのパートナーシップの基準として、速やかに臨床試験を実施できることやワクチンを数百万人分レベルで大量製造できることなどが条件となっている。先月に公募した結果、オックスフォード大とノヴァヴァックス社が要件を満たしたことから、今回のパートナーシップ締結に至った。

新型コロナウイルスに対するCEPIのワクチン開発の進捗状況を見ると、2月24日に米モデルナ社が臨床試験用のワクチンを出荷したと公表している。

CEPIは日本、英国、ゲイツ財団などが出資する官民連携のパートナーシップで、世界的脅威となる感染症に対するワクチン開発を促すことで、流行が想定される低中所得国でもアクセス可能な価格で供給することを目的としている。

 

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