医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【福岡市薬剤師会】服薬情報提供書の有用性解析-大学と連携、今春から研究開始

【福岡市薬剤師会】服薬情報提供書の有用性解析-大学と連携、今春から研究開始

読了時間:約 2分26秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年09月07日 AM10:15

福岡市薬剤師会は九州大学、第一薬科大学と共同で、トレーシングレポートなどの服薬情報提供書を活用した薬局薬剤師から医師への情報提供の有用性を検証する研究を今春から開始した。会員薬局から服薬情報提供書を収集し、その内容を分析。薬剤師が処方変更を提案した症例の経過を追跡し、薬剤師の提案が副作用抑制や医療費削減などにどれだけ役立ったかを解析する。薬剤師の職能を客観的な数値で立証すると共に、次回調剤報酬改定の資料としても活用できるようにしたい考えだ。

福岡市薬の田中会長(左上)、木原副会長(右下)、高木専務理事(右上)、九州大学の島添准教授

福岡市薬は今年4月、会員の約710薬局に対して2017年1月から12月までの1年間に発行した服薬情報提供書の送付を依頼。現在、2大学と共同で、34薬局から収集した計234件の服薬情報提供書を対象に解析を進めている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論