医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【農水省】薬用作物の技術開発着手-5年計画で研究スタートへ

【農水省】薬用作物の技術開発着手-5年計画で研究スタートへ

読了時間:約 1分55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年02月24日 AM11:00


■低コストで安定生産目指す

農林水産省は、カンゾウやトウキ等の需要が多い薬用作物の国内生産拡大に向け、低コストで安定生産できる技術開発に乗り出す。2016年度から5年計画で牧草の採種技術や土壌の酸性度・水分等の調整等、他の農業技術を活用することにより、20年度に15以上の新技術を開発し、栽培・生産技術のノウハウをまとめたマニュアルを作成する予定だ。

これまで農水省は、薬用作物の産地形成を加速させるため、産地と漢方薬メーカーとのマッチング等の支援策を進めてきたが、一方、国内では薬用作物の研究が進んでいない現状があり、栽培ノウハウも失われつつあった。薬用作物の栽培に当たっても、技術が古くコスト高になってしまうことから、新規参入が難しい課題があった。そのため、薬用作物の国内生産拡大に向け、ノウハウがない農家でも栽培でき、市場に新規参入できるよう新たな技術開発に乗り出すことにした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で