医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 厚生労働省 なりすまし対策で医師資格確認の新検索システムを稼働

厚生労働省 なりすまし対策で医師資格確認の新検索システムを稼働

読了時間:約 54秒
2013年09月07日 PM04:38

8月27日から稼働開始

厚生労働省は、医療機関向けに医師・歯科医師を確認する「医師等資格確認検索システム」の改修を行い、8月27日から新しいシステムの稼働を開始したと発表した。

(画像はwikiメディアより引用)

多発する””事件

これは最近相次いで起こっている、医師免許を持たない者が医師になりすまして医療行為を行ったという事件を受けたもの。厚生労働省が都道府県を通じて指導してきた医師の戸籍などによる本人確認、免許証原本による資格確認、資格確認システムによる認証が、十分な効果を得ていないことから、検索システムの大幅な改修を行い、厳格な確認を可能にしたという。

医師は2年に1度の調査票提出を

2年に1度実施される医師調査、歯科医師調査において調査票の提出があった人が検索対象で、医師名簿等に登録されていても調査票を提出していない場合には表示されない。

厚生労働省では、多くに医療機関に活用してもらえるように、各都道府県や関係団体に通知し、管内医療機関や会員の医療機関への周知を依頼する予定である。プレスリリースでは、各医療機関の人事担当者向けのファイルが用意されており、このシステムの周知と各機関での確認を呼びかけている。

▼外部リンク

厚生労働省プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/

医師等資格確認検索システム
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/index.jsp

 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【骨太方針原案】創薬力の基盤強化を強調-費用対評価拡大検討も
  • 【国衛研 伊藤氏ら研究班】薬局製剤活用へ指針改訂を-約2割が生薬製剤取扱い
  • 【政府】女性の健康支援に薬剤師-女性版骨太方針で原案
  • 【厚労省】医薬品安定供給の部会新設-「供給確保薬」指定を審議
  • 【メーカー公取協】飲食提供ルールを改定へ-施設外での酒席認めず
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい