医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、検体測定室の実態把握へ―指針遵守状況を自己点検

厚生労働省、検体測定室の実態把握へ―指針遵守状況を自己点検

読了時間:約 1分40秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年10月27日 AM09:45


■薬局で不適切な衛生管理

厚生労働省は、薬局等で血糖自己測定等の簡易検査を行う場合に参照する「検体測定室に関するガイドライン」を遵守できているかどうか、自己点検するよう薬局等の管理運営責任者に通知した。一部の薬局等で明確に区分された個室が確保されず、飛沫感染防止の面で不十分な事例が見られたことから、感染防止等の衛生管理を徹底するよう促すと共に、自己点検によって検体測定室の運営実態を把握する。来月30日までに厚労省への報告を求めている。

検体測定室事業は、4月のガイドライン公表後、薬局等の取り組みが拡大。これまで厚労省医政局地域医療計画課医療関連サービス室には690件の届け出があったが、一部の検体測定室で血糖値の測定に当たって、全体がディスポーザブルとなっている穿刺器具ではなく、使い捨ての穿刺針だけを繰り返し装着する穿刺器具を用いている事例が発覚した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で