医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 更年期障害の話をじっくりした母娘はわずか2割 小林製薬が調査結果を発表

更年期障害の話をじっくりした母娘はわずか2割 小林製薬が調査結果を発表

読了時間:約 53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年07月17日 PM12:00

更年期障害を経験した母親を持つ30~40代の女性を対象に

小林製薬株式会社は7月4日、「2014年更年期障害 」の調査結果を発表した。


この画像はイメージです

調査の対象は、更年期障害を経験した母親を持つ30~40代の女性312名。調査結果によると、更年期障害を過去に経験した、または現在経験中の母親が、娘と更年期障害についてじっくり話をした割合は、わずか2割弱だったという。

8割が「自分もいつか更年期障害に」と回答

61.5%が母親から更年期障害を打ち明けられていたものの、じっくりと更年期障害について話したことがあるのは、わずか17%にとどまった。また、8割以上が「いつか自身が更年期障害になる」と思っており、その理由としては、「女性はいつかなると思う(56.1%)」がと最も多く、続いて「母親もなったから(39.1%)」となった。

「自分が更年期障害になったとき相談したい人」のトップは、55.1%で母親。その理由は「女性同士で分かり合えるから(50.9%)」、「更年期経験者だから(33.4%)」、そして「一番身近な人生の先輩だから(31.1%)」となっている。一方、理解して欲しい人としては「パートナー・夫」が77.9%と、最も割合が多かった。

同社は、更年期障害が家族や周囲になかなか理解されにくい現状を踏まえ、今後も更年期障害の啓発に貢献していきたいとしている。(矢野)

▼外部リンク
小林製薬株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 肝線維化の治療薬候補を同定、iPS細胞から誘導の肝星細胞で-東大ほか
  • 「ストレス造血時」における造血幹細胞の代謝調節を解明-東北大ほか
  • 食道扁平上皮がんで高頻度のNRF2変異、がん化促進の仕組みを解明-東北大ほか
  • 熱中症搬送者、2040年には日本の都市圏で2倍増の可能性-名工大ほか
  • 日本人がアフターコロナでもマスク着用を続けるのは「自分がしたいから」-阪大ほか