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乾癬治療薬「コセンティクス」、自己注射に対応した新剤形を発売-ノバルティス

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2016年11月29日 PM12:00

今年4月から在宅自己注射が保険適用に

ノバルティス ファーマ株式会社は11月25日、(R)」の新剤形である「コセンティクス皮下注150mgペン」(一般名:(遺伝子組換え))を発売したと発表した。同製品はコセンティクスのオートインジェクター製剤で、今年9月13日に製造販売承認を取得、11月18日に薬価基準収載を経て、同日発売となった。

乾癬は、青年期から中年期に好発する厚い銀白色の鱗屑(りんせつ)を伴った紅斑を臨床的な特徴とする慢性再発性炎症性疾患。世界の人口の約3%にあたる約1億2500万人が乾癬に罹患しているといわれており、日本では人口の0.3%にあたる43万人が罹患していると報告されている。

インターロイキン-17A()は、乾癬の病態において、発症および維持に中心的な役割を果たすと考えられている炎症性サイトカインであり、この疾患に罹患した患者の皮膚に高い濃度で存在する。コセンティクスは、選択的にIL-17Aに結合し、IL-17Aの生物活性を中和するヒト型抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体で、これにより、皮膚および関節の炎症を抑制すると考えられている。同剤は、今年4月1日に在宅自己注射が保険適用となったことから、患者にとってより安全で使いやすい剤形の提供が望まれていた。

投与の利便性向上と、針刺し事故等のリスク軽減へ

今回発売したコセンティクス皮下注150mgペンは、患者やその家族による自己注射および医療機関における投与の利便性の向上と偶発的な針刺し事故等のリスク軽減を目的に開発されたオートインジェクター製剤。用法および用量は、「通常、成人にはセクキヌマブ(遺伝子組換え)として、1回300mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与し、以降、4週間の間隔で皮下投与する。また、体重により、1回150mgを投与することができる」となっている。

この新たな剤形が、自己注射を行う患者にとってより簡便で使いやすくなり、乾癬治療にさらなる貢献ができるものと、同社は期待を寄せている。なお、この新剤形についても従来の剤形と同様、ノバルティスとマルホ株式会社が継続して共同プロモーションを行う予定という。

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