アルコール依存症というと、酒乱、社会生活の破たん、明らかなアルコール問題があるにもかかわらずお酒を完全にやめることができない、あるいは専門医療機関や自助グループへの紹介を嫌がる、入院中に問題を起こすなど、治療に難渋するケースを多く耳にする。最近、新たな治療アプ… 続きを読む
私が医師を志したきっかけの一つに、身内に血液疾患の者がいたということもあり、「治したい」という思いは常に診療の中でも大切にしてきました。ところが、一時期基礎研究に集中し臨床から離れたときに、俯瞰して考える機会があり、医師である私の「治したい」という気持ちと、患… 続きを読む
いま、血液内科は多忙を極めています。高齢化や予後改善により患者さんが増え続ける中、かつて私も大学病院で朝から夕方遅くまで患者さんを診療し、食事を摂れないときがありました。大学病院というのは医療機関であり研究・教育機関でもあります… 続きを読む
アルコール依存症というと、酒乱、社会生活の破たん、明らかなアルコール問題があるにもかかわらずお酒を完全にやめることができない、あるいは専門医療機関や自助グループへの紹介を嫌がる、入院中に問題を起こすなど、治療に難渋するケースを多く耳にする。最近、新たな治療アプローチとして飲酒量を減らす減酒という治療選択肢が加わり、お酒をすぐにやめることが難しい人を断酒へつなげるための第一歩としてその効果が期待されている… 続きを読む
日本人の肺がんの8割以上を占める非小細胞肺がん(NSCLC)。そのうち約4割に受容体型チロシンキナーゼEGFR(上皮成長因子受容体)の活性型変異が認められる。この、EGFRに対する分子標的薬の登場により、肺がんの治療成績は飛躍的に向上した… 続きを読む
私が医師を志したきっかけの一つに、身内に血液疾患の者がいたということもあり、「治したい」という思いは常に診療の中でも大切にしてきました。ところが、一時期基礎研究に集中し臨床から離れたときに、俯瞰して考える機会があり、医師である私の「治したい」という気持ちと、患者さんの… 続きを読む
いま、血液内科は多忙を極めています。高齢化や予後改善により患者さんが増え続ける中、かつて私も大学病院で朝から夕方遅くまで患者さんを診療し、食事を摂れないときがありました。大学病院というのは医療機関であり研究・教育機関でもあります… 続きを読む
私が済生会中津病院の血液内科部長として勤めていた約12年間(2006~2018年)に、血液疾患患者さんは約10倍に増えました。この理由として、高齢化などによる患者増加と治療法の進歩による長期生存が挙げられます… 続きを読む