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進行期パーキンソン病治療薬「デュオドーパ 配合経腸用液」を発売-アッヴィ

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2016年09月05日 PM02:30

進行期パーキンソン病の症状の日内変動に対する治療薬

アッヴィ合同会社は9月1日、レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られない進行期パーキンソン病の症状の日内変動に対する治療薬として「(R) 配合経腸用液(一般名:)」の販売を開始したと発表した。


画像はリリースより

同剤は、専用の小型携帯型注入ポンプ「CADD – Legacy(R) 1400ポンプ」を用いて、専用のチューブ「(R) PEGキット/(R) Jチューブ」を通し、空腸投与用レボドパ・カルビドパ水和物配合剤を直接空腸に16時間持続投与する。

なお、胃瘻造設の前に、「アッヴィ(R) NJチューブ」を用いて同剤を経鼻的に空腸投与することにより効果を確認することができるという。

進行期パーキンソン病患者へ新たな治療選択肢を

パーキンソン病は、進行性かつ慢性の運動障害で、進行すると、wearing-offと呼ばれる「オン」状態と「オフ」状態が交互に出現するようになる。「オフ」状態ではより動きが緩慢になり、より強いこわばりが見られ、動作が困難になる。また、「オン」時には、ジスキネジア(不随意運動)と呼ばれる症状が現れることもある。パーキンソン病に対する根治的治療法はいまだ発見されていないが、レボドパ・カルビドパ水和物の投与によりこの「オフ」時間を減少させることができるという。

同剤は、厚生労働省より2016年7月に承認され、既存治療で十分な効果が得られない、継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象に実施した第3相試験(N=29)と、これに続き実施した長期継続投与試験(N=30)において、1日あたりの平均オフ時間は、既存の抗パーキンソン病治療薬投与時(ベースライン)と比較し、同剤12週間投与後に4.64時間、52週間以上投与後に4.28時間と有意な減少を示している。

今回の発売についてアッヴィは、これまでの薬物治療ではコントロールが難しい状態の患者、現在の治療に満足していない患者にとって新しい選択肢を増やすものとして、進行期パーキンソン病治療が新しいステージに入った、と述べている。

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