医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品 > 歯周組織再生剤「KCB-1D」の製造販売承認を申請-科研製薬

歯周組織再生剤「KCB-1D」の製造販売承認を申請-科研製薬

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年10月06日 AM06:00

組換え型ヒトbFGFを有効成分とする歯科用薬剤

科研製薬株式会社は10月1日、歯周組織再生剤「KCB-1D」(一般名:トラフェルミン(遺伝子組換え))の製造販売承認申請を行ったことを発表した。

KCB-1Dは組換え型ヒトbFGFを有効成分とする歯科用薬剤。bFGFは生体内に存在し、細胞の増殖や分化の調節を行っているタンパク質の一種。皮膚、血管、骨といったさまざまな組織の形成に強く関与している細胞成長因子の1つで、種々の細胞の増殖作用および血管新生作用を持つことから、再生医療の分野で期待されている。

同剤の有効成分である組換え型ヒトbFGFは、遺伝子組換え技術により製造したヒトbFGFで、2001年6月に褥瘡・皮膚潰瘍治療剤「フィブラスト(R)スプレー」(一般名:トラフェルミン(遺伝子組換え))として科研製薬から発売されている。

塗布により、歯槽骨などの歯周組織を再生

日本では、40歳以上の約8割が歯周病に罹患していると言われている。進行した歯周炎患者には、歯周組織の破壊を阻止するために「フラップ手術」と呼ばれる外科手術が実施されることがあるが、KCB-1Dは、このフラップ手術実施時に歯周組織欠損部へ塗布することで、歯槽骨などの歯周組織を再生させることが確認されている。

国内には歯周組織の再生を効能とする医療用医薬品がなく、同剤は初めての歯周組織再生剤として、歯周炎治療の新たな選択肢となることが期待される。

▼関連リンク
科研製薬株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品

  • エリスロマイシンが炎症を抑えるDEL-1を誘導し、肺炎と歯周炎を制御-新潟大ほか
  • 新規VEGF阻害薬「ベオビュ」の登場で見えた、加齢黄斑変性治療の未来-ノバルティス
  • 造影剤投与対応の金属フリーCVポート「パワーポートClearVUE」発売-メディコン
  • SOD1異常ALSに対するトフェルセンのP1/2試験、良好な結果-バイオジェン
  • ネモリズマブ、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒対象P3試験で主要評価項目達成-マルホ