医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 財務省・財政制度等審議会、後発品「一層の使用促進を」―13年度予算編成へ意見書

財務省・財政制度等審議会、後発品「一層の使用促進を」―13年度予算編成へ意見書

読了時間:約 1分36秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年01月23日 AM09:51

財務省の財政制度等審議会は21日、来年度予算編成の基本的な考え方を示す意見書(建議)をまとめ、麻生太郎財務相に提出した。建議では、医療費の約2割を占める医薬品について、「先発品と薬効の変わらない後発品は、使用をこれまで以上に促進すべき」と指摘。一部医薬品の患者自己負担を求める参照価格制度の導入や市販類似薬の保険外しを改めて提言した。また、70~74歳の患者負担を2割負担に戻すことに関して、「問題の先送りは許されず、直ちに取り組むべき」とした。

建議は、医療分野について、「給付の重点化・効率化に向けた不断の取り組みが必要」と安易な公的負担への依存をけん制。このうち、診療報酬改定による価格規制について、「そもそも総額規制としての効果に限界がある」とした上で、2010年度と12年度の連続プラス改定を挙げ、「その統制力が減耗しつつある」と効果に疑問符を投げかけた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論