医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【臨床薬理学会で報告】E17指針の定着進まず-国際共同治験に大きな課題

【臨床薬理学会で報告】E17指針の定着進まず-国際共同治験に大きな課題

読了時間:約 2分8秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年12月15日 AM10:45


■臨床薬理学会で報告

単一の治験実施計画のもと複数の地域で同時期に治験を実施し、複数の規制当局に同時申請を目指すICHガイドライン「E17」(国際共同治験の計画およびデザインに関する一般原則)の定着に時間がかかっている現状が、11日に仙台市で行われた日本臨床薬理学会学術総会で報告された。2017年に合意され、18年6月には日本でE17の内容を反映したガイドラインが策定されたが、医薬品医療機器総合機構()とE17を実装した治験計画で合意に至ったのは1試験のみにとどまっている。

E17ガイドラインは、日本が主導して策定されたガイドラインで、世界各地域での承認申請で国際共同治験の受け入れ可能性を高めるために、国際的に調和された国際共同治験の計画やデザインの一般原則を示したもの。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知