医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > デュルバルマブ/epacadostat併用療法、NSCLC対象P3試験開始へ-英AZと米Incyte

デュルバルマブ/epacadostat併用療法、NSCLC対象P3試験開始へ-英AZと米Incyte

読了時間:約 1分9秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年11月08日 AM11:45

ステージIII切除不能NSCLC患者対象に

英アストラゼネカ社は10月31日、米Incyte社との共同臨床開発を拡大し、アストラゼネカのヒトPD-L1に対するモノクローナル抗体「」単剤との比較で、デュルバルマブとIncyte社が開発中の選択的IDO1酵素阻害剤epacadostat(INCB024360)との併用における有効性および安全性を評価すると発表した。

今回の試験対象における独占的提携により、両社は白金製剤を用いた根治的同時化学放射線療法(CRT)の後に病勢進行が認められなかった局所進行(ステージIII)切除不能NSCLC患者対象の第3相試験を実施するという。同試験は、アストラゼネカが実施し、資金を両社が負担。患者登録は、2018年上半期に開始予定としている。

抗PD-L1抗体薬と選択的IDO1酵素阻害剤

デュルバルマブは、PD-L1とT細胞上のPD-1およびCD80の相互作用を阻害し、腫瘍の免疫からの逃避機構が働かないよう作用することで、免疫反応を誘発。同剤は、複数の単剤療法試験およびトレメリムマブや免疫療法における他の新薬候補との併用療法試験で検討が続けられている。

Epacadostatは、開発中のインドールアミン-2, 3ジオキシナーゼ1(IDO1)酵素の経口阻害剤。これまでに切除不能または転移黒色腫、(HCC)、頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)、膀胱がん患者対象の単群試験で、免疫チェックポイント阻害剤との併用療法の概念実証(Proof-of-Concept)が示され、CTLA-4阻害剤のイピリムマブもしくはPD-1阻害剤のペムブロリズマブまたはニボルマブとのepacadostatの併用療法は、免疫チェックポイント阻害剤単剤に比べて奏効率を改善することが示されている。(大場真代)

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 発作性夜間ヘモグロビン尿症皮下投与抗C5抗体薬「ピアスカイ」発売-中外
  • 再発・難治性の多発性骨髄腫治療薬「エルレフィオ皮下注」発売-ファイザー
  • 小児慢性心不全への小児専用剤形「エンレスト粒状錠」発売-大塚製薬とノバルティス
  • 妊娠高血圧症候群、免疫学的治療のターゲットとなるメカニズムを発見-富山大ほか
  • 大腸内視鏡前の排便性状をAIで判定するアプリ「ナースコープ」を開発-国がんほか