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末梢性T細胞リンパ腫治療薬のライセンス契約を締結−Meiji Seikaファルマとソレイジア

読了時間:約 1分13秒
2015年01月21日 PM02:00

PTCL治療薬「darinaparsin注射剤」について

Meiji Seikaファルマ株式会社と、ソレイジア・ファーマ株式会社は1月19日、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)治療薬「(国際一般名)注射剤」について、日本における開発、承認申請、販売に関するライセンス契約を同日付で締結したと発表した。同剤は、再発・難治の末梢性T細胞リンパ腫を対象疾患として、日本と韓国で第1相臨床試験を実施している。


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darinaparsinは、多数の血液がんおよび固形がんの治療のために開発が進められてきた新規ミトコンドリア標的薬剤(有機ヒ素化合物)。米国で実施された第2相臨床試験において、、特にPTCLに対する有効性が示されている。ソレイジアが実施している日本及び韓国における第1相臨床試験においても、同剤の有効性と安全性が示されているという。

Meijiは国内での同剤の販売、流通およびプロモーションを担当

ソレイジアは、米国ザイオファーム オンコロジー社より同剤の開発・商業化に関する全世界の権利を獲得し、日本をはじめとするアジア諸地域での開発を推進していた。今回の契約締結により、ソレイジアは再発・難治のPTCLを対象疾患とする同剤の開発を引き続き担当、アジア国際共同第2相臨床試験を今年中に開始し、日本国内で承認申請するという。

Meijiは、日本国内における同剤の販売、流通およびプロモーションを担当する予定。また、再発・難治のPTCL以外の適応症を対象疾患として日本国内で同剤の開発および販売を行う権利を確保するとともに、同剤の製造に関するオプション権などを有することになる。

なお、同契約締結に伴い、Meijiはソレイジアに対し、契約一時金、開発進捗や販売に応じた一時金およびロイヤルティを支払うとともに、ソレイジアが当月に実施する第三者割当増資を引き受けるという。

▼外部リンク
Meiji Seikaファルマ株式会社 プレスリリース

 

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