医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 日本大学薬学部医療コミュニケーション学研究室グループ、残薬患者、3割以上が再調整―服薬遵守改善しないまま投薬

日本大学薬学部医療コミュニケーション学研究室グループ、残薬患者、3割以上が再調整―服薬遵守改善しないまま投薬

読了時間:約 2分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年06月21日 AM09:48

薬局薬剤師が残薬の投与日数調整や処方削除を行った患者のうち、再び日数調整等が必要になった人が6割以上に上ることが、日本大学薬学部医療コミュニケーション学研究室のグループが実施した調査で明らかになった。特に糖尿病治療薬で残薬が多く、長期処方になるほど薬剤師が毎回確認している傾向が高かった。ただ、薬局で9割近くの薬剤師が残薬を確認しているにもかかわらず、服薬アドヒアランスが改善しないまま投薬されている実態も浮かび上がった。

患者の自宅に余った残薬を積極的に確認することは、薬局薬剤師の一つの業務とされているが、薬剤師の残薬に対する認識や患者に確認する方法、頻度などの実態は明らかになっていない。そこで、研究グループでは、薬局薬剤師を対象にアンケート調査を行い、薬剤師の残薬に対する認識と患者への確認の実態把握を行った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で