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頭痛に肩こり、首の痛み、それ「ストレートネック」じゃない?

読了時間:約 1分6秒
2012年06月20日 PM05:00
女性に急増する「

近年、スマートフォンの普及が進み、ストレートネック患者が増えている。

ストレートネックは長時間のデスクワークでパソコン操作をしている人がなりやすく、長時間、首を曲げた状態でスマートフォンの画面をのぞき込むことなどで引き起こされる。

頭が首よりも前に出した姿勢を長時間とっていることで、首が前傾し、首のカーブが失われ、その状態を「ストレートネック」と呼んでいる。

頭を首の筋肉だけで支えることになり、首の痛みや肩こり、頭痛といった症状を発症、首を曲げても下部頸椎は動かないため、手のしびれや、めまい、目の奥の痛み、吐き気といった症状が出ることもある。

ストレートネックと診断された場合、炎鎮痛剤などで痛みを抑えながら、理学療法士らと筋肉をほぐすリハビリを行い、徐々に正常な状態に戻していくしかない。

スマホ症候群にも要注意

現在、パソコンや携帯電話の利用から年数が経ち患者は増加、悪化の傾向にあり、これからも増えるという。

女性は男性よりも首が細く筋力も弱いため、ストレートネックになることが多く、スマートフォンを長時間使用して下を見ている時間の多い20代、30代に患者数が広がっている。

また、スマートフォンの画面に集中するあまり下を向きっぱなしになり、肩や首の痛みだけでなく疲れ目やドライアイを引き起こす「スマホ症候群」も同様に問題になっている。

予防策として、パソコンやスマートフォンを使う際には、文字を大きく設定する、画面の明るさを低めに設定する、15分以上の連続使用を控える、背筋を伸ばすなどがある。

日中、パソコン等のデスクワークで首に負担をかけ、さらに電車の行き帰りや休憩時間に、スマホを使う人は注意が必要だ。

▼外部リンク

ストレートネックどっとこむ
http://www.straight-neck.com/

 

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