医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 新たなパートナーとして中外製薬の参画を発表-GHIT Fund

新たなパートナーとして中外製薬の参画を発表-GHIT Fund

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年01月05日 AM06:00

開発途上国の感染症制圧に向けたコミットメント表明

グローバルヘルス技術振興基金( Fund)は12月24日、新たな資金拠出パートナーとして、中外製薬株式会社の参画を発表した。


この画像はイメージです

GHIT Fundは、複数の製薬企業が、政府やNPOと協力し、グローバルな連携を通じて医薬品開発を推進する官民パートナーシップ。これまでに、、結核、住血吸虫症、シャーガス病、デング熱等の感染症の治療薬、ワクチン等のイノベーション創出に対して約34億円を投資している。

中外製薬は全世界向けに新薬開発を行っており、今後はGHIT Fundとのパートナーシップを通じて、開発途上国で蔓延する感染症の制圧に向けた取り組みに積極的に参画していくという。

GHIT Fundの強化が製品開発を促進するきっかけに

民間企業のGHIT Fundへの新たなパートナー参画は、GHIT Fundの2013年4月の設立以降初めて。中外製薬の参画によって、アステラス製薬株式会社、エーザイ株式会社、塩野義製薬株式会社、第一三共株式会社、武田薬品工業株式会社、中外製薬の民間6社が、マラリア、結核、顧みられない熱帯病などの開発途上国における感染症の新薬開発支援を表明したことになる。

これを受けてGHIT Fundは、今後も世界の最貧困層の命を救い、健康を改善することができる有望な研究開発に対して引き続き投資を行い、グローバルヘルスの分野でインパクトを生み出して行きたい、と述べている。(

▼外部リンク
グローバルヘルス技術振興基金 プレスルーム

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • OTULIN関連自己炎症症候群の常染色体顕性遺伝形式発症を確認、世界初-横浜市大ほか
  • 膵がん、線維化形成に関与するタンパク質ROCK2を同定-岡山大ほか
  • EYS関連網膜色素変性に視細胞変性への光暴露が関与、ヒトiPS細胞で解明-理研ほか
  • NGLY1欠損症、オキシトシン治療でモデルマウスのけいれん様症状抑制-理研ほか
  • 汗孔角化症、FDFT1遺伝子のエピゲノム異常が発症に関わることを発見-神戸大ほか