医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 関節リウマチ治療薬ケブザラ皮下注オートインジェクターを発売-旭化成ファーマ

関節リウマチ治療薬ケブザラ皮下注オートインジェクターを発売-旭化成ファーマ

読了時間:約 1分5秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年12月13日 PM12:30

シリンジ製剤に加えオートインジェクター製剤が新たに追加

旭化成ファーマ株式会社は12月11日、関節リウマチ治療薬「」の新剤形である「ケブザラ皮下注150mgオートインジェクター、同200mgオートインジェクター」(一般名:(遺伝子組換え))を発売したと発表した。


画像はリリースより

同剤の発売により、「ケブザラ皮下注」には従来のシリンジ製剤に加え、オートインジェクター製剤が新たに加わることになる。なお、同剤もシリンジ製剤と同様、在宅自己注射指導管理料の対象薬剤である。

リウマチ患者にとって扱いやすい形状・機能を追求

ケブザラ皮下注オートインジェクターは、リウマチ患者が扱いやすい形状・機能を追求したUser Centered Design(ユーザー中心設計)のコンセプトに基づき設計。本体は、人間工学に基づき設計された握りやすい形状で、関節のこわばりや痛み、変形を訴える患者にとっても扱いやすいものになっている。

本体内にはあらかじめ1回量の薬剤が充填されており、リング式のキャップを外し、本体を皮膚に押し当てるだけで、注射針が患者の目に触れることなく自動的に皮膚に刺さり、薬液が注入される。また、視認性の良い薬液確認窓により、薬液注入の状況が目視できることに加え、注入の始まりと終わりを音で知らせることにより、安心して自己注射ができる設計となっている。

旭化成ファーマは「オートインジェクター製剤という新しい治療の選択肢を提供することで、日本の関節リウマチ患者や医療関係者へさらなる貢献ができると考えている。今後も同剤を含む『ケブザラ皮下注』の適正使用の推進と情報提供に努めることで、患者のQOLの改善に注力していきたい」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ
  • SGLT2阻害薬、糖尿病関連腎臓病の進行を抑える新たな仕組みを発見-岡山大ほか
  • 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー薬「アセノベル」承認-ノーベルファーマほか