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前立腺がん治療剤ザイティガ、優先審査品目に指定-ヤンセン

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2017年10月12日 PM02:30

ホルモン療法未治療転移性前立腺癌がんの適応追加を申請中

ヤンセンファーマ株式会社は10月10日、ホルモン療法未治療転移性前立腺がんを追加する医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請を行った前立腺がん治療剤「(R)錠250mg」(一般名:)が、厚生労働省より優先審査品目に指定されたと発表した。

前立腺がんは、世界の男性人口における罹患率が2番目に多いがんであり、人口全体では4番目に多い。アジアの前立腺がんの発生率は西欧諸国に比べて低いものの、着実に増加しており、アジア諸国での死亡率は全体的に高まっている。日本での前立腺がんの患者数は、2012年に73,145人、2016年のがん罹患数予測では92,800人となっている。

転移性前立腺がんの治療は、アンドロゲン除去療法(ADT)と抗アンドロゲン剤の併用療法である複合アンドロゲン遮断(CAB)療法が広く用いられている。

アンドロゲン合成酵素CYP17を阻害して抗腫瘍効果を示す

ザイティガは、アンドロゲン合成酵素のCYP17を選択的に阻害することで抗腫瘍効果を示す。国内では、「去勢抵抗性前立腺癌」を適応として2014年7月に承認を取得。精巣、副腎、腫瘍組織自体の3つのアンドロゲン分泌源すべてで、アンドロゲンの産生を阻害する作用を持つ唯一の承認薬だ。現在100か国以上で承認されており、これまで世界中で290,000人以上の男性に処方されている。

同社は、米国臨床腫瘍学会年次総会( 2017)のプレナリーセッションで、ADT+アビラテロンおよび低用量プレドニゾンの併用が、新たに転移性前立腺がんと診断された患者に対して有効かを確認する第3相LATITUDE試験の結果を発表。ハイリスクの予後因子を有するホルモン療法未治療転移性前立腺がん患者の全生存期間を有意に改善し、また画像上の無増悪生存期間も有意に延長することが示されたという。

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