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AMRアクションファンド、製薬主導で国際ファンド-AMR薬開発へ10億ドル

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2020年07月13日 AM10:45

薬剤耐性菌(AMR)に対する治療薬の研究開発を推進するため、国際製薬団体連合会(IFPMA)に加盟する製薬20社以上が資金を拠出する「」が9日、スイス・ジュネーブで設立された。投資規模は総額10億ドル(約1069億円)と製薬業界主導によるファンドでは最大級となる。2030年までに2~4剤の新規抗菌薬を製品化できるよう支援し、早ければ10月に運用を開始する。

AMRアクションファンドは、薬剤耐性菌をめぐる問題が深刻化する中、新規抗菌薬の開発を後押しするため、IFPMAのイニシアチブとして発足。参加企業には、、バイエル、ベーリンガーインゲルハイム、、第一三共、、ジョンソン・エンド・ジョンソン、、ノボノルディスク、ファイザー、ロシュ、、武田薬品など23社と財団が名を連ね、日本からは5社が参画した。世界保健機関、欧州投資銀行、医学研究支援を行う英ウェルカム・トラストもメンバーに加わる。

今後、耐性菌に有効な新規抗菌薬の開発に取り組むバイオベンチャーを対象に支援を行う。支援対象は、世界的な専門家で構成される独立科学諮問委員会の評価に基づき選定する方針。投資先企業には製薬大手が持つ専門知識と研究資源など技術的な支援も行う。

 

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