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エリキュース、非弁膜症性心房細動患者におけるRWD解析結果を発表-BMSとファイザー

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2018年07月02日 AM11:15

314の急性期病院から得た匿名レセプトデータ・DPCを利用

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社とファイザー株式会社は6月28日、日本の診療報酬請求データでの、)患者における「(R)」(一般名:アピキサバン)の安全性と有効性を、傾向スコアマッチング法(PSM)を用いてワルファリンと比較評価したリアルワールドデータ()解析の結果を発表した。結果は「Current Medical Research and Opinion(CMRO)」に掲載されている。


解析対象は、2011年3月1日~2017年6月30日までの期間中にNVAFと診断され、ワルファリンまたはアピキサバンの服用を新たに開始した成人で、180日間のブランキング期間中に経口抗凝固薬の処方がない患者とした。アピキサバンとワルファリンを比較するために、1対1のPSMを用いて、各11,972名が特定された。年齢(平均±標準偏差)は、ワルファリン群77.7±10.0歳、アピキサバン群77.6±10.0歳であり、CHADS2スコアは、ワルファリン群2.2±1.4、アピキサバン群2.2±1.4。

/全身性塞栓症、大出血などで有意に低いリスクと関連

解析において、アピキサバンはワルファリンと比較して、脳卒中/全身性塞栓症(S/SE)(ハザード比:0.637、95%信頼区間:0.478-0.850、p=0.002)、大出血(ハザード比:0.655、95%信頼区間:0.505-0.849、p=0.001)および出血(ハザード比:0.809、95%信頼区間:0.731-0.895、p<0.001)の有意に低いリスクと関連していたという。

エリキュースは、選択的第Xa因子阻害剤の経口薬。主要な血液凝固タンパク質である第Xa因子を阻害することにより、トロンビンの生成と血栓の形成を抑制する。日本においては、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制、ならびに静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制を効能・効果として承認されている。

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