医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】抗癌剤などの複数回投与、使用量に応じて保険請求-疑義解釈を通知

【厚労省】抗癌剤などの複数回投与、使用量に応じて保険請求-疑義解釈を通知

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年08月04日 AM10:15

厚生労働省は、抗癌剤など体重換算で用量設定されている注射薬の薬剤料について、一つのバイアルを2人の患者に同時に調剤した場合、それぞれの患者に対する「使用量に応じて請求し、2バイアル分は請求できない」との見解を疑義解釈で示し、地方厚生局と都道府県担当者に通知した。バイアルに残った抗癌剤を廃棄してもバイアル本数単位ではなく、使用量に応じて保険請求するよう取り扱いを明確化した。

抗癌剤などの注射剤に関する保険請求の方法は統一されていないのが現状。こうした中で厚労省は、抗癌剤の保険請求方法について、安全性を確保した上で一つのバイアルを複数患者に使用した場合、患者ごとの使用量に応じて保険請求するよう明確化する通知を発出する方針を、自民党行政改革推進本部の「医療費見直しチーム」の会合で示していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 後発麻酔薬が年内供給へ-福岡厚労相、サンド製品限定出荷受け
  • 【中医協総会】ゾコーバ錠は「費用増加」-コロナ薬、費用対効果が壁
  • 【厚労省】薬事功労者67人が受賞-加藤日漢協会長ら
  • 【厚労省検討会】トリプタンOTC化再検討-学会などは再度反対主張
  • 【ファイザー】25年4月以降の出荷停止-「ステルイズ」60万単位