医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 医療薬学フォーラム2015、客観的指標で業務評価を-薬剤師の介入、質向上に貢献

医療薬学フォーラム2015、客観的指標で業務評価を-薬剤師の介入、質向上に貢献

読了時間:約 2分36秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年07月08日 AM11:00

薬剤師の業務による効果を客観的な指標で評価することの重要性が、4、5日に名古屋市で開かれた医療薬学フォーラム2015のシンポジウム「日常薬剤業務において得られたクリニカルエビデンス」で強調された。客観的な指標による評価は、薬剤師の介入が医療の質的向上に貢献することを理解してもらったり、その介入方法が適切かどうかを判断したりするのに役立つという。介入方法や対象患者ごとに適切な指標を構築する必要があるとされた。

二村昭彦氏(藤田保健衛生大学七栗サナトリウム医療技術部薬剤課)は終末期癌患者に対するステロイド適正使用の取り組みを紹介した。ステロイドは食欲不振や全身倦怠感など様々な苦痛症状を改善することで知られている。しかし、長期使用による弊害も考えられるため二村氏は2009年から、原則2週間以上の連続投与を行わないよう医師への働きかけを開始した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論