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テラビック錠の投与には皮膚科専門医との連携を

読了時間:約 1分2秒
2012年10月27日 PM12:00
併用投与により重篤な皮膚障害の可能性

2012年10月18日・19日にかけて田辺三菱製薬株式会社は、同社製品である抗ウイルス剤「テラビック®錠 250mg」の適正使用に関するお知らせを公開しました。

特にペグインターフェロン α-2b(遺伝子組換え)とリバビリンとの3剤併用療法を行うと、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)などの重篤な皮膚障害が発現する可能性があるとして十分な注意を呼びかけています。

同時に、皮膚科専門医との早期の連携を行っていくことも勧めています。

(この写真はイメージです)

皮膚障害グレード2以上は皮膚科医に紹介を

テラプレビル適正使用ガイドによると、診断・処置の目安とする皮膚障害のグレードは体表面積に対する罹患面積と症状で判断でします。罹患部が多発性またはびまん性であったり、潰瘍・びらんを伴わない病変だったりするグレード2以上の症状が見られる場合には、速やかに皮膚科医に紹介した上で適切な判断・処置を実施してください。

またグレード1であってもグレード3へ急激に悪化し死亡に至った症例も報告されていますので、グレード1の皮膚障害であっても皮膚科医に紹介する必要がある場合もあります。

▼外部リンク

(R)錠 250mg 適正使用に関するお知らせ
http://di.mt-pharma.co.jp/file/rev/1799_tekisei_20121019.pdf

ペグインターフェロン α-2b添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/2/ペグインターフェロン

リバビリン添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/2/リバビリン

 

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