医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 【PMDA】製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ-ランマーク-

【PMDA】製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ-ランマーク-

読了時間:約 55秒
2012年05月18日 PM09:00
米国で副作用による死亡例が報告される

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構()は、 「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」に、「ランマーク皮下注120mg投与中における重篤な低カルシウム血症について」を掲載しました。

製造販売元である第一三共株式会社によると、米国において低カルシウム血症による死亡例3例が報告されているそうです。

国内では低カルシウム血症に関する副作用の報告はなし

日本では、ランマーク皮下注120mg(一般名 〈遺伝子組換え〉)の販売は、2012年4月17日より行っています。2012年5月11日時点で、国内では「低カルシウム血症」に関連する副作用は報告されていませんが、第一三共では

・定期的に血清カルシウム等の電解質濃度を測定すること

を徹底し、副作用等が認められた場合は、速やかに連絡をお願いしたいとしています。なお、添付文章改訂等の安全確保措置については、規制当局と相談中であり、新たな情報が得られ次第、情報提供をするとしています。

▼外部リンク

ランマーク皮下注120mg投与中における重篤な低カルシウム血症について
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201205_2.pdf

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
http://www.info.pmda.go.jp/index.html

第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器 行政・経営

  • SMAの新規ASO薬Salanersen、小児対象P1試験で進行抑制を確認-バイオジェン
  • 希少疾患のC3腎症に期待の新薬登場
  • 【厚労省】電子処方箋推進へ新目標-電カル共有と一体的推進
  • 【厚労省】治験薬の院外処方解禁へ-薬局・薬剤師を有効活用
  • 薬事規制上の支障なし-PMDA 安田氏、米トランプ政権下で
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい