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短腸症候群治療剤「Revestive」欧州における販売許可取得

読了時間:約 1分3秒
2012年09月11日 PM05:00
9月05日発表

NPS Pharmaceuticals, Inc.と武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は、短腸症候群(Short Bowel Syndrome 以下、SBS)治療剤「Revestive®以下、Revestive」(一般名:teduglutide、米国製品名:Gattex®)に関し、欧州委員会(EC)より販売許可を取得したことを発表した。

販売許可はナイコメッド・デンマーク ApS(所在地:デンマーク ロスキレ、武田薬品の100%子会社)が取得。

今回の販売許可取得は、今年の6月21日の欧州医薬品庁(EMA)の欧州医薬品評価委員会(CHMP)における承認推奨を受けたもの。効能は成人における短腸症候群、投与方法は1日1回皮下注射。

武田薬品は、欧州各国で、まずはNamed Patient Program(NPP)を通じて本剤を提供する予定。

今回の販売許可取得により販売可能となるのはEU加盟国。アイスランドおよびノルウェーにおいても30日以内に承認される見通し。

武田薬品のコーポレート・オフィサーで欧州・カナダ・コマーシャルオペレーション責任者であるTrevor Smithは、

「本剤は、欧州でSBSの効能を取得した初めての薬剤であり、非経口栄養投与に依存するSBS患者さんに新たな治療オプションを提供することになります」

(NPS Pharmaceuticals, Inc.武田薬品工業株式会社ニュースリリースより引用)

と述べている。

▼外部リンク

武田薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/press/article_52801.html

 

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