医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > グラクソ・スミスクライン パキシル錠のPTSDに対する承認を取得

グラクソ・スミスクライン パキシル錠のPTSDに対する承認を取得

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年12月04日 PM08:33

110ヶ国で承認取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は11月22日、抗うつ薬「(R)錠5mg/10mg/20mg」について、外傷後ストレス障害(PTSD)に対する効能・効果の承認を取得したと発表した。

(この画像はイメージです)

パキシル錠は、うつ病やうつ状態に加え多くの不安障害に適応する、選択的セロトニン再取り込み阻害剤。うつ病の治療薬としてイギリスで1990年に承認を取得し、それ以降110ヶ国以上で承認されている。

日本においては2000年11月にうつ病・うつ状態、パニック障害の適応症で販売が開始され、2006年1月には強迫性障害、2009年10月には社会不安障害の適応承認を取得した。

PTSDの適応承認取得は60ヶ国以上

今回の承認申請は、公知申請制度により進められたもの。2011年3月の東日本大震災後にPTSD治療薬の必要性が注目され、日本トラウマティック・ストレス学会と日本不安障害学会により、厚生労働省とグラクソ・スミスクラインにPTSD治療薬の早期承認・保険適応を求める要望書が提出された。

グラクソ・スミスクラインは、欧米においてすでにPTSDの適応承認を取得していたパキシル錠について適応追加申請の手続きを行い、承認を取得。パキシル錠のPTSDの適応は、2012年10月時点で、60ヶ国以上で承認されている。(小林 周)

▼外部リンク

グラクソ・スミスクライン株式会社 ニュースリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ