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キイトルーダ、III期高リスク悪性黒色腫の術後補助療法でRFSを有意に改善-米メルク

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2018年01月17日 AM11:45

外科的切除後の高リスク悪性黒色腫に対する単独療法

米Merck社は1月8日、抗PD-1抗体「(R)」(一般名:)について、外科的切除後の高リスク悪性黒色腫に対する単独療法を評価した第3相試験「EORTC1325/KEYNOTE-054」にて、主要評価項目の無再発生存期間を達成したと発表した。

皮膚がんのうちでも最も深刻とされる悪性黒色種の罹患率は、過去40年間増加の一途をたどっており、2012年には世界で約23万2,000人が新たに悪性黒色腫と診断された。2016年には米国だけで7万6,380人が悪性黒色腫と診断され、1万130人が死亡したと推定されている。

ペムブロリズマブは、日本では根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の効能・効果で、すでに承認を取得している。

プラセボと比較してRFSを有意に延長

EORTC1325/KEYNOTE-054試験は、同社が資金提供し、学際的な国際団体であるEORTCと共同で実施された無作為化二重盲検第3相試験。この試験は、切除後の高リスク悪性黒色腫(3A期(転移1mm超)、3B期、3C期)患者における同剤の術後補助療法をプラセボと比較。全体で1,019名の患者が登録し、キイトルーダ固定用量200mgを21日ごとに最大1年まで静脈内投与する群と、プラセボを21日ごとに最大1年まで静脈内投与する群に無作為に割り付けられた。通院による投与は18回だった。

主要評価項目は、全患者の無再発生存期間()と、腫瘍にPD-L1発現が認められる患者のRFS。副次評価項目は、全患者および腫瘍にPD-L1発現が認められる患者における無遠隔転移生存期間と全生存期間。中間解析および独立データ監視委員会によるその後の検討において、キイトルーダによる切除後の術後補助療法により、プラセボと比較して無再発生存期間が有意に延長したという(HR=0.57; 98.4% CI, 0.43-0.74; p<0.0001)。

なお、同試験におけるキイトルーダの安全性プロファイルは、これまでに報告されている進行性悪性黒色腫患者を対象とする試験で認められているものと一貫していた。治験実施計画書に従い、同試験は、全生存期間など他の重要な評価項目の評価を行うために今後も継続される予定。

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