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冬のエチケット 正しいくしゃみの仕方と鼻のかみ方

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2012年12月11日 PM07:13
冬といえば、風邪・

インフルエンザや風邪が流行する季節になりました。初期症状で現れがちな、咳やくしゃみ、鼻水、鼻づまりですが、みなさんは正しい咳やくしゃみ、鼻のかみ方を知っていると自信を持って言えますか?

(この画像はイメージです。)

風邪やインフルエンザのウィルスを持った状態で、鼻をかんだり、咳やくしゃみをしたりすることは、他の人に感染を広げてしまう可能性もあります。くしゃみや咳は、手のひらでなく肘の内側で受けるようにしましょう。その方が、次に触れたものにウィルスを移してしまうリスクがなくなります。ティッシュはもちろん使い捨てに。エチケットの面では、ハンカチを口元に当ててのくしゃみや咳もあり得ますが、感染拡大防止の面では、ティッシュを毎回捨てるべきです。落ち着いたらすぐに手を洗いましょう。

自分の身も守ろう、くしゃみや鼻づまりの弊害とは?

鼻をかむのは、体の中から菌やウィルスを排出するのに、よい方法だと言われてきました。鼻をかみ終わった次の瞬間に、大きく吸われる息で、ばい菌がより奥へ行ってしまうという報告もあるそうです。けれども、鼻をかむ行為にも正しい方法があります。

大人が風邪をひくと、最初の3日間で鼻をかむ回数は平均45回と言われています。これだけの回数ですから、正しく鼻がかめるかどうかは、非常に大切なのです。鼻をかむ時に、鼻にかかる圧力はくしゃみや咳をする時の7倍にもあたるので、上手に鼻がかめないと、耳を痛めたりするトラブルもあり得ます。鼻をかむには、ゆっくり静かに、そして片方ずつというのが基本です。また、起きてすぐ、鼻が詰まっているととにかく鼻をかみたくなりますが、起き上がって10分程度の時間が経ってから、鼻をかむようにした方がよいそうです。水分を多く摂って、粘液を薄めることも大切です。

咳やくしゃみで、意外と多いのが、腰を痛めてしまうこと。また、腹筋の痛みを経験した人もいるのではないでしょうか。くしゃみや咳の一瞬の圧力は、時には椎間板ヘルニアにつながるほど強力なのです。

多くの人は、咳やくしゃみが出そうなときに自覚があります。まず、この時間を利用して、負担をかけない姿勢をとって備えましょう。少し後ろに反り気味にして、手を腰に当てて支えておきます。咳やくしゃみの瞬間には、タイミングを合わせて軽く膝を曲げて衝撃を吸収します。壁にもたれて立つことで、衝撃を壁に逃がす手もあります。

自分の身を守り、他の人に広げない、冬のエチケット、しっかりと身につけましょう。

▼外部リンク

Sixwise.com ; How to (and How NOT to) Sneeze and Blow Your Nose
http://www.sixwise.com/newsletters/06/01/11

Oxford Journal ; Nose Blowing Propels Nasal Fluid into the Paranasal Sinuses
http://cid.oxfordjournals.org/content/30/2/387.full.pdf

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