医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【米ギリアド・サイエンシズ】レムデシビル、治験で初の有効性-コロナ重症患者に5日投与

【米ギリアド・サイエンシズ】レムデシビル、治験で初の有効性-コロナ重症患者に5日投与

読了時間:約 1分57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年05月11日 AM10:30

米ギリアド・サイエンシズは米国時間の4月29日、新型コロナウイルス感染症の重症入院患者を対象とした抗ウイルス薬「」の第III相試験で、患者の半数以上で臨床症状の改善を示す速報結果を発表した。臨床試験結果でレムデシビルの有効性が示されるのは初の事例となる。レムデシビルの5日間投与群と10日間投与群で同程度の有効性が確認されており、治療期間の短縮につながる可能性もある。試験結果の詳細データは今後数週間以内に論文などで発表する予定だ。

第III相試験では日本を含めた世界各国180施設を対象に重症患者に対するレムデシビル静脈内投与の有効性・安全性を検討している。同試験と並行して実施されている医師主導治験では、レムデシビル10日間投与による有効性が検討されているが、ギリアドでは最適な投与期間を確認するため、10日間の投与期間を5日間に短縮した場合に同等の有効性が得られるかを評価した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知