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日本人ACS患者、発症後早期から持続的なLDL-C管理が予後に影響-サノフィ

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2019年09月05日 PM12:15

日本人ACS患者1,944人対象、2年間の前向き観察研究

サノフィ株式会社は9月3日、日本人の急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome:)患者を対象にした脂質リスクとコントロールに関する前向き観察研究「EXPLORE-J」の結果を発表した。同研究は、日本において入院治療を要するACS患者を対象に、脂質管理の現状および心血管イベント発症のリスクを評価する多施設共同観察研究。今回の研究結果は、欧州心臓病学会で発表された。

日本では近年、欧米のライフスタイルの影響や脂質異常などの代謝系危険因子の増加に伴い、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患の年間発症数が上昇。日本での罹患者数は約75万人だ。冠動脈疾患を有する患者は心血管イベントの再発リスクが高く、二次予防が極めて重要とされているにも関わらず、重大なリスク因子のLDLコレステロール()の管理が不十分な患者は少なくない。

EXPLORE-Jは、心血管死(、心血管疾患およびその他の心血管イベントによる死亡)、入院加療を要する非致死性ACSまたは脳卒中(MACE)の発現率を主要評価項目とする2年間の多施設共同の前向き観察研究。日本国内59施設で登録された日本人ACS患者1,944人を対象とした。

ACS発症後早期のLDL-C値低下、低値の維持が有益

研究の結果、ACS発症後2年間のMACEの発症率は6.8%で133件。ACS発症直後から第1回来院時(Day1±14)と第3回来院時(Day180±30)の時点でのLDL-C低下率別の解析で、LDL-C低下上位25%のグループではMACEの発症率が5.6%と2.6%となり、下位25%のグループでは8.4%と7.5%となった。

また、ACS発症後の初回測定時にはLDL-C値が121.2mg/dLで、第1回来院時には99.4mg/dL、第2回来院時には80.9mg/dLまで変化したが、観察期間を通じて約70%の患者が目標値のLDL-C<70mg/dLを達成していなかったという。

今回の結果から、ACS発症後早期のLDL-C値低下、低値の維持は有益であり、コレステロールの低下が患者の予後に影響していることが報告された。しかし、LDL-C値が管理目標値に到達している患者が少ないことも明らかになり、日本ではさらに積極的に脂質管理を実施することの重要性が示された、と研究グループは述べている。

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