医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 抗体薬物複合体DS-1062、非小細胞肺がん対象のP1試験で投与開始-第一三共

抗体薬物複合体DS-1062、非小細胞肺がん対象のP1試験で投与開始-第一三共

読了時間:約 1分2秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年02月27日 PM12:45

第一三共では3番目に臨床開発段階に進んだ抗体薬物複合体

第一三共株式会社は2月23日、再発・進行性の非小細胞肺がん()患者を対象とした第1相臨床試験において、TROP2を標的とした抗体薬物複合体()「」の、最初の患者への投与を開始したことを発表した。

ADCは、抗体医薬と薬物(低分子医薬)を適切なリンカーを介して結合させた医薬群で、がん細胞に発現している標的因子に結合する抗体医薬を介して薬物をがん細胞へ直接届けることで、薬物の全身曝露を抑えつつがん細胞への攻撃力を高める。DS-1062は、同社ではDS-8201、U3-1402に続いて、3番目に臨床開発段階に進んだ抗体薬物複合体だ。

TROP2は、肺がんを含むさまざまながん細胞の細胞膜上に過剰発現し、がん細胞の増殖促進、転移、薬剤への耐性獲得等に関与する。DS-1062は、がん細胞膜上のTROP2に結合して細胞内に取り込まれた後、薬物部分がリンカーから切り離され、トポイソメラーゼⅠを阻害することによる殺細胞効果が期待されている。

TROP2高発現のその他固形がん患者の追加的評価も予定

今回の試験は、日本と米国における再発・進行性のNSCLC患者を対象とした第1相臨床試験で、2つのパートからなる。パート1では、DS-1062の投与量を段階的に増やしながら安全性と忍容性を評価し、最大耐用量と推奨用量を決定。パート2では、推奨用量での安全性と忍容性に加え、予備的有効性等も評価し、約40名の患者を登録する予定。その後、TROP2高発現のその他固形がん患者を対象とした追加的評価も予定しているという。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 男性型脱毛症(AGA)治療薬、デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」発売-東和薬品
  • イブグリース、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎で承認-リリー
  • 血液で肝臓線維化を定量評価、「HISCL M2BPGi-Qt試薬」保険適用-シスメックス
  • 新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン(レプリコン)が世界に先駆け国内製造販売承認取得-Meiji Seika ファルマ株式会社
  • ヘムライブラ、重症血友病Aの乳児P3試験で出血コントロール達成-中外