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大塚製薬がパーキンソン病とレストレスレッグス症候群の適応症で日本初の経皮吸収型製剤を新発売

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2013年02月25日 PM05:13

国内のパーキンソン病の患者数は高齢者の増加とともに増え続けている

大塚製薬株式会社(以下、)は、2013年2月26日、パーキンソン病およびレストレスレッグス症候群の治療薬「ニュープロパッチ」(一般名:ロチゴチン)を日本で発売する。

(Wikiメディアより引用)

同社は、2002年に日本国内における「ニュープロパッチ」の独占的開発・販売権を取得(ベルギーのUCB社から)し、開発を行ってきた。海外ではNeupro(R)の製品名で、35か国で販売している。

経皮吸収型のドパミンアゴニスト製剤は「ニュープロパッチ」が世界で唯一の製剤。1日1回貼るという簡便な投与方法で、薬剤が持続的に放出され、24時間血中濃度を一定に維持、その効果が持続することから、安定的な効果の持続が期待される。「ニュープロパッチ」は、1日を通して患者さんの不快な症状を抑えることが期待される。

パーキンソン病とレストレスレッグス症候群

国内に約14万人と言われているパーキンソン病は、病状が進行すると夜間や早朝に薬剤の効果が切れてしまい、日常生活に影響をおよぼすことがある。夜間や早朝に症状が出現してしまうと、午前中を活動的に過ごせず悩む患者がいる。

主な症状は「寝返りがうてず寝不足」「身体の動きが悪くなる」「トイレに行きにくいまたは間に合わない」「着替えがしにくい」「食事が取りにくい」など。

レストレスレッグス症候群の患者は「ふくらはぎがむずむずする」「足の内部がかゆい、ほてる、痛い」など主に脚に生じるさまざまな感覚を訴え、悩んでいる。

就寝前に症状が強く現れることで入眠障害に陥ったり、日中の安静時に脚の不快感が生じることもある。(佐々木理恵)

▼外部リンク

大塚製薬株式会社ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/

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