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エーザイが骨粗鬆症治療剤の日本における製造販売承認取得

読了時間:約 1分16秒
2013年01月05日 PM05:13

患者の選択肢が増えた

骨粗鬆症治療剤「リセドロン酸ナトリウム水和物(一般名」)の月1回投与製剤「アクトネル(R)錠75mg」「ベネット(R)錠75mg」について、味の素製薬株式会社(以下、)と武田薬品工業株式会社(以下、)は12月25日、厚生労働省より製造販売承認を取得した。

(この画像はイメージです)

同剤の製造販売承認は、味の素製薬と武田薬品の両社が保有する。また「アクトネル(R)錠75mg」は、味の素製薬が製造し、エーザイ株式会社が販売、「ベネット(R)錠75mg」は、武田薬品が製造・販売する。

リセドロン酸ナトリウム水和物製剤について

同剤は、1日1回や週1回の投与製剤より服用頻度を軽減できることから、患者の服薬アドヒアランス向上につながることが期待される。

また、同剤は日本でのビスフォスフォネート系製剤でただ一つ、1日1回、週1回および月1回という3つの異なる経口投与製剤がそろったこととなり、医療関係者や患者のライフスタイルに合わせた製剤を選択できることが可能になった。

同剤は、現在、世界約100か国で骨粗鬆症の治療薬として承認・販売されている。日本では、1日1回投与製剤が2002年から、週1回投与製剤が2007年から販売され、海外では、2008年から月1回投与製剤も販売されている。

参考: 今回承認された効能・効果、用法・用量等について
製品名 アクトネル®錠75mg、ベネット®錠75mg
一般名 リセドロン酸ナトリウム水和物
効能・効果
用法・用量 通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして75mgを月1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに経口投与する。
なお、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

(エーザイニュースリリースより引用)

▼外部リンク

味の素製薬//武田薬品工業 共同ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201288.html

 

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