医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、後発品使用割合が大幅増―包括制度参加の影響示唆

厚生労働省、後発品使用割合が大幅増―包括制度参加の影響示唆

読了時間:約 1分54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年12月10日 AM09:42


■DPC分科会に報告

厚生労働省は7日、中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織DPC評価分科会に、DPC導入の影響評価に関する調査結果について、医療の質・患者の選別・効率化の進展の観点で分析した結果を報告した。その中で、後発品の使用割合を金額ベースで見ると、DPC病院は準備病院に比べて有意に高いことが判明。さらにDPC制度の参加後には大幅な増加が見られており、DPC制度が後発品の使用増に影響していることが考えられた。

今回の分析結果は、DPC導入の影響評価に関する2011年度調査結果について、「医療の質」「患者の選別」「効率化の進展」の3点に着目。DPC病院と準備病院の比較、DPC制度参加前後の変化に関する有意差の検証などを行ったもの。そのうち、効率化の進展については、包括評価の導入により、平均在院日数の短縮と後発品の使用割合の上昇を指標とし、検証を行った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論