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協和発酵キリン 二次性副甲状腺機能亢進症で「KHK7580」の臨床試験開始

読了時間:約 47秒
2014年09月05日 AM09:00

国内後期第2相臨床試験の開始を発表

協和発酵キリン株式会社は8月29日、血液透析を施行中の二次性副甲状腺機能亢進症を対象とする「」の後期第2相臨床試験を日本国内において開始したと発表した。


画像はwikiメディアより引用

試験は、多施設共同無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間用量反応比較試験としてデザインされたもので、オープン対象薬群としてシナカルセト群を含んで実施される。血液透析施行中の二次性副甲状腺機能亢進症の患者150名を目標症例数とし、ランダムに割り付けた患者群に、KHK7580またはプラセボ、もしくはシナカルセトを投与する。

主要評価項目は有効性で、試験全体として薬剤の有効性および安全性を検証し、初期用量の検討を行うという。なお試験の実施期間は、2014年7月から2015年6月までとされている。

田辺三菱製薬創製の新規化合物

KHK7580は、田辺三菱製薬株式会社が創製した低分子化合物。カルシウム受容体作動薬にあたるもので、経口剤の剤形をとる。協和発酵キリンは2008年3月に、田辺三菱製薬から日本とアジアの一部におけるKHK7580の共同研究・開発・販売および製造を行う権利を取得している。(紫音 裕)

▼外部リンク
協和発酵キリン株式会社 ニュースリリース

 

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